2023年12月31日日曜日

C103ありがとうございました&誤植のおわび

 C103は一日目、東ホ-31aにて出展していました。いらしてくださったみなさんありがとうございます。 既刊の「マンカラの世界」は全て頒布してしまいましたので、今すぐ読みたいという方はBoothで電子版をお求めください(ただし、現在後述の誤植があります)。

https://booth.pm/ja/items/4461642

 コミケはもう10年近く出展していますが、今回はいままでで一番実りのあるものになったかもしれません。お隣のサークルさんから、マンカラについてや他TRPGについてたいへん有益な情報をいただけました。特に、日本でのマンカラの進出についてはその筋の第一人者の方に聞いていただけるなど、わたしでは手が届かないところをサポートしてくださって大変感謝しております。この場を借りて篤くお礼申し上げます。

国産マンカラのオールボールコールゲームについても情報をいただきました。おそらく多人数カラハのようなルールとみましたが、現物をどうにか手にいれて確認したいところです。

最近はコミケにわざわざ出展しなくてもいろいろなルートで頒布したり宣伝したりできるので、そろそろ出なくてもいいかな……と思っていたときもありました。しかしこういう出会いがあるのがリアルイベントのすごいところ。まだしばらくお世話になることでしょう。


さて、本題その2ですが、「マンカラの世界」にかなり重大な誤植があることがわかりました。具体的に言うと、P13からのカラハのゲーム記録が再現不可能なものになっているというものです。会場でご指摘いただいた方、ありがとうございます。

再確認したところ、P14で先手番○6-3としたときに、3の手で後手石を取ることができるのですが、その処理が記録上になくズレが発生したようです。ということで、P14の正しい図は以下のようになるはずです。

 

ここから以降の記述もこれに従ってずれて、結果的に再現不能な盤面になってしまっています。大変申し訳ございませんでした。

「マンカラの世界」につきましては、今後マンカラ史やマンカラの紹介などの内容を拡充しつつ、カラーで印刷した増補改訂版をつくりたいと考えています。この棋譜についても、その際に差し替えすることにいたします。

さて、2023年は主にVRChat上でのVR-TRPG活動に重きをおいていたので、このサークルの活動はちょっと下火なところがありましたが(出展はけっこうしていたんですけどね)、来年はまたいろいろと調査や考察を深めて楽しくやっていきたいと思っております。VRChatでマンカラが遊べるように、いろいろシステムを作ろうとしているので、気長にお待ちいただければ幸いです。TRPGについても新規開拓していければな、と思っています。VRChatでは主にOgをやっているので、そういう本でもいいかも……?

それではみなさん、よいお年をお迎えください。

2023年12月28日木曜日

C103出ます!(新刊の案内)

ごぶさたしています。最近はVRChatのTRPG系イベントの手伝いをしたり、語学系の催しをやったりと、なんだかとりとめなくふらふらしているあんのんです。

さて、C103ですが出展します。30日(土)東ホールのホ31-aです。新刊としてマンカラ本「マンカラの世界2」をもっていく予定です(明日の印刷が順調であれば)。

内容としては、マンカラのシステムを持つ現代ボードゲームの紹介・レビューが主です。現代ボードゲームとはいっても、この本でまとめているのは、現在入手困難な1940-1970年代のボードゲームですから、まあそれなりに希少なものになっているのではないでしょうか。

とはいえ、よりみなさんが気になるであろう1980年代以降、つまりドイツボードゲームが盛んになって以降は次回になる予定です。今回は印刷が間にあわず白黒のコピー本になってしまっているので、1980年代以降を増補してカラーのオフセット本(あるいは電子版)を出せればいいなとも思っています。今回の本はお試し版とでも思っていただければ幸いです。まあコピー本ってそういうところありますよね。

20Pとそれなりな量ございますので楽しんでいただければ幸いです。既刊も少量持っていきます。

それではまた現地で。

2023年8月13日日曜日

C102おつかれさまでした(事後報告)

 まったくここを活用していなくて申し訳ありません。
C102一日目, Y-05bにて出展していました。おつかれさまです。

今回はいつものTRPG島ではなく、マンカラ同人誌頒布のためにボードゲーム島で申請したので、少し様子の違う島の雰囲気が新鮮でした。マンカラ本も(宣伝をしなかったわりに)かなりの部数を頒布できたので、「正しいときに正しいところにいる」ことの重要さを再認識した次第です。
マンカラについて知らない方にその魅力を説明したり、学童保育の現場にいらっしゃる方からマンカラの普及状況について貴重なお話を聞けたりと、得難いつながりができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

さて、C103ですがもうすでに申し込んでおります。C102では新刊を出せなかったのですが、コロナの制限解除以来久々にサークルメンバーであるるぅくんと話すことができて、いろいろやりたいことが固まってきたので、早速それらに向けて動いていきたいと思います。
次回こそマンカラ本の新刊を出したい気持ちです。それでは!

2023年2月21日火曜日

(いまさら)コミケ101おつかれさまでした&ComicVket3に出ます&Boothストア作りました

 みなさんあけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします……と言うにはもう遅すぎるこのころ、いかがおすごしでしょうか。

ここでは特に告知しておりませんでしたがコミックマーケット101に出展していました。新刊は岡山シナリオというちょっと変わった作品でした。面白がっていただけたら幸いです。 

さて、ここ2年ほどあんのんはVRChatというバーチャルリアリティな世界で生きてしまっているのですが、そこでComicVket3という同人誌即売会が2/23から行われます。


ここでInterdiceの既刊を頒布します。場所は「イアセン C-9」です。バーチャルな催しのため、わたしが常にいるわけではないのですが、ブースにはコアタイムを含めてちょこちょこ顔を出すつもりです。

また、別サークルですが「プロイェクトバベル」というVRChatを拠点とする多言語交流サークルの会誌「telo sitelen」にも寄稿しています。今回は"Tekumel - Empire of the Petal Throne"という50年ほど前のTRPGで使用されたTsolyaniという人工言語についてさらっと紹介しています。こちらは無料頒布となっているので興味のある方はお気軽にどうぞ。

この即売会に参加するにあたってBoothストアもつくりました。

https://interdice.booth.pm/

既刊の一部のみ頒布していますが、会場が遠方で行けないという方のためにもこういう場はなるべく揃えていくつもりです。


今後ですが、C102に向けてTekumel本、Og本、あるいはマンカラ本を考えています。(いったいどこに需要があるのか) 2023年もまったりやっていきますのでよろしくお願いします。

2021年12月28日火曜日

2年ぶりに新刊つくったら全ての勝手が分からなかった(でも出るよ)

 12/30のコミケ1日目、西2ホール「い13a」にてサークルInterdice出展します。


今回の新刊はなぜかマンカラまとめ本です。CoC本はコピーで出せれば出るかもしれませんが……。

今回は2年ぶりでまったく勝手が分からず四苦八苦の印刷です。まさか印刷所の予約も忘れるとは思わなかったね。今回はオンデマンド印刷の力に頼りました。なんとかなっているといいけど。

とにかく新刊を出せたことで、まだ生きているぞ!とこの世にアピールできたような気がしています。

今年はイレギュラーな出展なのでどれだけの方にお会いできるかわかりませんが、当日お待ちしております。

なお、既刊も各10部ずつくらいは持っていくつもりです。

2021年11月12日金曜日

C99でます。本当です

 まさか受かるはずもない…と思っていたのですが、申し込みをそのままにしていたら当選しました。1日目西い13aにて、CoCシナリオを出展します。

新刊は出ないか、出たとしてもここ2年書きためていたマンカラ紹介本ということになるかもしれません。とはいえ、コミックマーケットに久々に出られるのは感慨しかないです。

さらに、これで10年のサークル活動(2020年の開店休業状態を入れてですが)です。当時はここまで続くなんて思ってもみなかった。特に書くことが格別好きだったわけでもありません。書かなければ自分が欲しいものがなかったから……前に進みつづけた、ただそれだけだったのです。そのような、自分本位な本に目をかけてくださっているみなさんには感謝のしようもありません。ありがとうございます。

なんとなく耽ってしまいました。 とにかく当日お会いしましょう。

2021年3月25日木曜日

中央アジアのマンカラ、トグズ・コルゴル(トグズ・クマラク)で遊ぶ

 マンカラ本を鋭意執筆してるわけですが、その中でカザフスタンやキルギスで遊ばれている「トグズ・コルゴル(Toguz KorgoolあるいはToguz Kumalak)」に触る機会があり、なかなかに嵌っています。

嵌るというのは、楽しい!ということでもあるのですが、全く勝てないということでもあるのです。

http://www.iggamecenter.com/ というところでトグズ・コルゴルがオンライン対戦できるのですが、参加しているのは本場で揉まれた歴戦の勇者ばかりなので、私みたいなのが行っても返り討ちにされつづけています……(いまのところ5戦全敗)。

ルールはまあマンカラなのですが、最後の石が相手の穴に入ったとき、そこの石の数が偶数なら取ることができます。 このため、初手はいきなり10個の石を手に入れることができるわけです(初期9個なので)。

また、このゲームのキモはトゥズの存在です。最後の石が相手の穴に入り、そこの石が計3つになったときにトゥズになります。なにが起こるかというと、そこに入った石は問答無用で自分のものになるのです。相手が蒔いたものでも取ることができます。

しかし、このトゥズを作る位置はいったいどこがいいのか全くつかむことができていません。

自分からみて右のほうに作ると、自分の手でトゥズに入れやすくはできますが、 相手の石を奪うというもう一つの目的は難しくなります。反対に左のほうに作ると、相手の手で石を手に入れやすくなりますが、自分から入れることはできません。

最初は自分から見て左につくることで相手のものをとろうとしていたのですが、遅延戦術に移行されるとかなり辛くなります。トゥズの位置は、相手がとろうとしている戦略を素早く読みとって柔軟に決める必要がありそうです。

このマンカラは日本語の資料は全くないので(民族遊戯大事典にもない)、今書いてるマンカラ本でちゃんと紹介したいと少し気合を入れています。まあその気合が続いていないから、こうやってブログに書いてちょっと気力を復活させようとしてるんですけどね。