2021年12月28日火曜日

2年ぶりに新刊つくったら全ての勝手が分からなかった(でも出るよ)

 12/30のコミケ1日目、西2ホール「い13a」にてサークルInterdice出展します。


今回の新刊はなぜかマンカラまとめ本です。CoC本はコピーで出せれば出るかもしれませんが……。

今回は2年ぶりでまったく勝手が分からず四苦八苦の印刷です。まさか印刷所の予約も忘れるとは思わなかったね。今回はオンデマンド印刷の力に頼りました。なんとかなっているといいけど。

とにかく新刊を出せたことで、まだ生きているぞ!とこの世にアピールできたような気がしています。

今年はイレギュラーな出展なのでどれだけの方にお会いできるかわかりませんが、当日お待ちしております。

なお、既刊も各10部ずつくらいは持っていくつもりです。

2021年11月12日金曜日

C99でます。本当です

 まさか受かるはずもない…と思っていたのですが、申し込みをそのままにしていたら当選しました。1日目西い13aにて、CoCシナリオを出展します。

新刊は出ないか、出たとしてもここ2年書きためていたマンカラ紹介本ということになるかもしれません。とはいえ、コミックマーケットに久々に出られるのは感慨しかないです。

さらに、これで10年のサークル活動(2020年の開店休業状態を入れてですが)です。当時はここまで続くなんて思ってもみなかった。特に書くことが格別好きだったわけでもありません。書かなければ自分が欲しいものがなかったから……前に進みつづけた、ただそれだけだったのです。そのような、自分本位な本に目をかけてくださっているみなさんには感謝のしようもありません。ありがとうございます。

なんとなく耽ってしまいました。 とにかく当日お会いしましょう。

2021年3月25日木曜日

中央アジアのマンカラ、トグズ・コルゴル(トグズ・クマラク)で遊ぶ

 マンカラ本を鋭意執筆してるわけですが、その中でカザフスタンやキルギスで遊ばれている「トグズ・コルゴル(Toguz KorgoolあるいはToguz Kumalak)」に触る機会があり、なかなかに嵌っています。

嵌るというのは、楽しい!ということでもあるのですが、全く勝てないということでもあるのです。

http://www.iggamecenter.com/ というところでトグズ・コルゴルがオンライン対戦できるのですが、参加しているのは本場で揉まれた歴戦の勇者ばかりなので、私みたいなのが行っても返り討ちにされつづけています……(いまのところ5戦全敗)。

ルールはまあマンカラなのですが、最後の石が相手の穴に入ったとき、そこの石の数が偶数なら取ることができます。 このため、初手はいきなり10個の石を手に入れることができるわけです(初期9個なので)。

また、このゲームのキモはトゥズの存在です。最後の石が相手の穴に入り、そこの石が計3つになったときにトゥズになります。なにが起こるかというと、そこに入った石は問答無用で自分のものになるのです。相手が蒔いたものでも取ることができます。

しかし、このトゥズを作る位置はいったいどこがいいのか全くつかむことができていません。

自分からみて右のほうに作ると、自分の手でトゥズに入れやすくはできますが、 相手の石を奪うというもう一つの目的は難しくなります。反対に左のほうに作ると、相手の手で石を手に入れやすくなりますが、自分から入れることはできません。

最初は自分から見て左につくることで相手のものをとろうとしていたのですが、遅延戦術に移行されるとかなり辛くなります。トゥズの位置は、相手がとろうとしている戦略を素早く読みとって柔軟に決める必要がありそうです。

このマンカラは日本語の資料は全くないので(民族遊戯大事典にもない)、今書いてるマンカラ本でちゃんと紹介したいと少し気合を入れています。まあその気合が続いていないから、こうやってブログに書いてちょっと気力を復活させようとしてるんですけどね。

2021年3月8日月曜日

C99延期しました

 コミケット公式でも告知があったようにC99は延期しました。当落発表も延期です。ただ、これ以上本を出せなかったり印刷できなかったりするとサークルのモチベーション(主に私)にも影響しますし、印刷会社の影響も少なくないでしょう。

以上を考えて、「5月にコミケがある」世界線を仮定してそのまま新刊作成、印刷を行おうと思います。こうなりゃやれることをやるまでだ。

頒布はweb経由を考えています。新刊は岡山ローカルシナリオ本「吉備の国は霧の国」のほか、2020年の在宅暇生活の傍ら調べていたマンカラを32Pほどの本にする予定です。

2021年1月18日月曜日

「アフリカ碁」という呼び名はどこから(まったくわからない)?

おくれましたが、明けましておめでとうございます。コロナ禍は収まっていませんが、今年こそイベントやゲーム会などが存分に開催できる年になることを祈っています。

さて、年末年始は帰省もできず暇だったので、CoCのシナリオを書いたり、Deltagreenのルールを覚えたりしていましたが、このところはマンカラ本を本格的に書く準備をしています。だいたい同人誌くらいにはなりそうだと踏んだので、16Pくらいの簡単な本にするべく動いています。

そこで少し調べているのがマンカラの別名とまことしやかに囁かれている「アフリカ碁」という別名。これ、たいして普及していない割には誤解のある名前(だって囲碁とはぜんぜん違いますしね)だし、その癖して初出が全くわからないのです。

ざっと探せる範囲だと、大阪商業大学が2006年に開催した「囲碁とその仲間たち」展での説明がそこそこ古いものです。この展覧会について紹介した毎日新聞2006年1月28日付の記事にもこの言葉がありました。

また、1999年発売のMSDジャパン社製PCゲーム「ジャンル別ゲーム集 碁石ゲーム」の製品説明にも「マンカラ」を「アフリカ碁」として紹介されているようですが、この製品を手に入れられていないので未確認です。

使われ方の範囲からして、なにか論文や書籍に書かれていないかと探してみましたが、増川宏一先生の著作や民族遊戯大事典などのマンカラについて述べてそうな本にはありませんでした。

どこかのゲームサークルが呼びだして流行ったとかそういうやつなんでしょうか。全く分からない……。マンカラを調べだしてからというもの、こういう感じで尻切れトンボになることが多いですね。

今は海外資料を中心に漁っています。Toguz Korgool/Toguz Kumalak (ドグス・コルゴールと言えばいいんでしょうか)という中央アジアのマンカラがなかなか面白そうです。大会も精力的に開かれているみたいですね。実は盤をebayで購入しました。爆速で届いてびっくりです。

そんなこんなで2021年もマイペースにやっていきます。コミケは相変わらずCoCローカルシナリオ集で応募しました。当選を願うばかりです。